資産形成とは、「お金に働いてもらうこと」です。
一方で、その真逆にある存在があります。
それが「借金」です。
借金は、持っているだけでお金が減っていく仕組み、つまり、資産形成とは完全に逆方向の力が働きます。
しかも厄介なのが「借金している自覚がないケース」です。
本記事では、FIREを目指すうえで避けるべき借金について解説します。
資産と借金は真逆の存在
資産は、お金を生み出します。
株式や投資信託であれば、配当や値上がり益が期待できます。
一方、借金はどうでしょうか。
- 利息を払い続ける
- 元本も返済する必要がある
つまり、時間が経つほどお金が減っていく構造です。

資産形成が「雪だるま式に増やすこと」だとすれば、借金は「穴の空いたバケツに水を入れる行為」です。
見えにくい借金が一番危険
「サラ金は怖い」という認識は、多くの人が持っていると思います。
問題は、それ以外の「借金っぽく見えない借金」です。
代表例
- リボルビング払い(いわゆる「リボ払い」)
- 分割払い
- 残価設定クレジット(いわゆる「残クレ」)
これらの共通点は『支払いが軽く見えるように設計されていること』です。

例えばリボ払いは、月々の支払いが一定で安心感がありますが、実態は高金利の借金です。
結果として「いつまでも元本が減らない」「気づいたら利息を大量に払っている」という状態に陥ります。
私自身も「借金の怖さ」を理解していなかった
実は私自身も、20代の頃にバイクを購入する際、借金をしたことがあります。
当時は金融リテラシーも低く、

「毎月払える金額なら問題ない」
という基準で判断していました。
「金利が何%なのか」「最終的にいくら支払うことになるのか」といったことは、全く気にしていませんでした。
しかし、その話を友人にしたところ、「それは危ない。お金を貸すから一括で返した方がいい」と言われ、繰り上げ返済をすることになります。
そして、そのとき初めて気づきました。
ほとんど元金が減っていなかったのです。
もしあのまま借金を続けていたら、自分はいったいいくら支払うことになっていたのか。
そう考えたとき、正直ゾッとしました。

借金の恐ろしさが身に沁みました。当然それ以来借金はしていません。
連帯保証人は「借金していない借金」
もう一つ、見落とされがちですが非常に危険なのが連帯保証人です。
連帯保証人は、自分でお金を借りていなくても、実質的には借金をしているのと同じ状態になります。

しかも通常の借金より厄介なのは、
- 自分の意思で契約をやめられない
- 相手が返済できなくなった瞬間に、全額請求される
- 交渉の余地がほとんどない
という点です。
つまり、コントロールできない借金を背負うことになるということです。

詳しくは書きませんが、父がこれによって多額の負債を抱えることになったため、「連帯保証人にだけはなるな」と強く言い聞かされてきました。
これはFIREを目指すかどうかに関係なく、人生そのものが壊れるリスクを伴うのが連帯保証人だということを、心に留めておいてください。
「借金してもいい人」の正体
「借金をするな」という意見に対して、よくある反論があります。

「お金持ちも借金しているじゃないか」
これは半分正しく、半分間違いです。
実業家や投資家は、借金以上のリターンを確実に見込める場合のみ借入を行っています。
例えば、利回り10%のビジネスに対して、金利2%で借りる → 差額8%が利益が得られる、というような場合です。
しかし、一般の会社員が同じことを再現できるのでしょうか。
再現性のない成功例を真似するのは危険です。
また、

「車を一括で買うのは情弱」
というようなネットの情報を鵜呑みにして、自分の都合の良いように解釈し、欲しいものをローン(借金)で買うというのはFIREから遠のく考え方です。
FIREを目指すなら「借金ゼロ」が基本戦略
FIREの本質はシンプルです。
- 支出を抑える
- 余剰資金を投資に回す
- 資産収入で生活する
ここに借金があるとどうなるか。
- 利息で資産形成が遅れる
- 投資に回す資金が減る
- 精神的なストレスが増える

つまり借金があると、FIRE達成のスピードが大きく落ちるということです。
借金を避けることは「守り」の第一歩です。
同時に、固定費の見直しなどで支出そのものを減らすことも重要です。
借金を避けて生まれた余剰資金は、投資に回すことで初めて資産になります。
まとめ
借金は、資産形成において最も避けたいものの一つです。
特に下記には注意すべきだと思います。
- 借金だと気づきにくい仕組み(リボ・残クレ)
- 成功者の借入を安易に真似すること
FIREを目指すのであれば、借金には近づかないことです。
これだけで、資産形成の成功確率は大きく上がります。
以上、参考になれば幸いです。

