はじめに
「株式投資はもっとお金に余裕ができてから」と思っていませんか?
かつての私も「投資はお金持ちのやるもの」と思っていました。
でも実際には、投資は金額の多い少ないより「始めたかどうか」が重要なんです。
資産形成やFIRE(早期リタイア)を目指すなら、今すぐ少額でも動き出すことに価値があります。
「なぜ『少額でも始める』ことが大切なのか?」その理由を解説します。
行動することで「お金の習慣」が身につく
資産形成は知識も大事ですが、一番のカギは続けることです。
例えばダイエットでも、全く何もしなければ何も変わりませんし、運動などを少しでも続けることで成果が出てきます。
月1,000円でも積み立てれば、それは立派な投資習慣です。
(楽天証券やSBI証券なら月100円から投信積立できます。)
続けていくことで習慣化され、やがて大きな資産を築くベースになります。

「投資=怖い・難しい」というイメージがあるかもしれませんが、始める金額が小さければ、精神的なハードルはぐっと下がりますよね。
少額でも「経験と学び」が得られる
投資は、実際にやってみないと分からないことが本当に多いです。
自分のリスク許容度が計れる
やってみないとわからないことの一番は「自分のリスク許容度」だと思います。
相場が下がったときにどう感じるのか、自分がどんなリスクに耐えられるのか。これは実際にお金を動かしてみないと見えてきません。

初心者の「パニック売り」は自分のリスク許容度以上に投資してしまうことで、損失額に心理的に耐えられなくなって売却してしまうことが主な原因の一つです。
少額で始めれば、失敗しても痛手は小さいですし、その分、気軽にいろいろ試せます。
最初のうちはとにかく経験を積むことを意識すると、のちのち大きなお金を扱うときに役立ちます。
のちのち大金を運用した際に失敗しないために
よく耳にするのが、「退職金で初めて投資を始めたけど、大きく損をした…」という話です。
これは、経験も知識もないまま、いきなり大金を運用しようとすることで起きる典型的な失敗パターンです。
これを避けるには、現役のうちに少額でも投資経験を積んでおくことが大切です。

「少額投資したところで大して増えないでしょ」とエアプしていると、いざというときに足元をすくわれますよ。
前述のとおり、長年少額でも運用していれば、自分のリスク許容度も見えてくるし、判断基準も磨かれます。
早いうちに「投資慣れ」しておくことが、将来の自分を守る一手になります。
「複利の力」は時間を味方につけた人が勝つ
投資の世界には「複利は人類最大の発明だ」という言葉もあるくらい、時間×利回りの効果は絶大です。
始めるのが早ければ早いほど、複利の恩恵は大きくなります。
下記の関連記事も参照ください。
少額でも、長く続ければ元本の2倍以上に成長する可能性があるんです。
お金の価値観が変わるきっかけになる
無駄遣いが減る
少額でも投資を始めると「この出費、本当に必要だったかな?」と考えるようになります。
お金を「使う」だけでなく「育てる」視点が加わることで、お金の使い方に対する意識が変わり浪費が減っていきます。
家計簿アプリを使って支出管理することで、余裕資金ができれば、投資額を増やせるようにもなります。
世界に関心が湧く
個人的には、政治や経済ニュースなどに興味が無かったのに、投資を始めてから世界で何が起きているのかに関心が湧くようになりました。

ニュースを見たから投資成績が上がるというわけではないですが、自分自身の考え方の幅が広がり人生が豊かになるように思います。
まとめ
私の場合、最初からお金があったわけではありません。
しかし、株式投資は私の資産形成において非常に大きく貢献してくれました。
実際、投資を始めてからは「もっと早くから始めておけば良かった」と思いました。
まだ始めていない方で、少しでも興味があるのであれば、少額でも早く始めることをおすすめします。
たとえ少額でも、その一歩が未来を変えます。
まずは自分のできる範囲から。今日から始めてみませんか?
以上、参考になれば幸いです。