お買い物券がもらえたり、自社商品の詰め合わせが届いたりと、株主優待にはうれしい特典が多くあります。

この優待をうまく活用すれば、毎月かかる生活費(固定費)を直接下げられるのではないか?
そう考えて調べた結果、「通信費」と「ジム代」という毎月発生する固定費を削減するために、楽天グループとRIZAPグループの株主優待が自分のライフスタイルに最も適していると判断し、購入しました。
購入した株式
実際に投資した理由と、優待を使ってどのくらい節約できるのかをご紹介します。
楽天グループ(4755)
私が日常的に使っているのが「楽天モバイル」です。
スマホ代として毎月1,000円程度払っていますが、株主優待を活用すると 通信料(30GB/月)が1年間無料 になります。
- 投資額:100株で約9万5千円
- 節約額:年間で約12,000円(1,000円×12か月)

月額料金がもっと多い人であれば、節約額はさらに大きくなりますね。
株価が多少下がったとしても、この優待で得られる節約額と比較すれば、リスクは限定的です。
通信費は毎月必ず発生する固定費なので、確実に効果が見えるのがポイントです。
📅権利確定月:12月
RIZAPグループ(2928)
次に利用しているのが「chocoZAP(チョコザップ)」です。
ジム代として毎月3千円程度を支払っていますが、株主優待を利用すると 会費が1年間半額(200株の場合、100株なら半年間半額)になります。
- 投資額:200株で約4万円
- 節約額:年間で約18,000円(3,000円×12か月 ÷ 2)
投資額に対してリターンが非常に大きく、優待目的としてはかなり効率が良い銘柄です。
健康維持のために通っているジムの費用を下げられるのは、まさに一石二鳥だと感じています。
📅権利確定月:3月

わずか4万円の投資で18,000円も固定費が減るのは驚異的です。
もちろん株価変動リスクはありますが、投資額が少額なので損失リスクは限定的だと判断しました。
なぜこの2銘柄を選んだか?
株主優待銘柄は数多くありますが、私がこの2銘柄を選んだ最大の理由は実際に使っているサービスだからです。
優待で得られる割引や無料特典が、自分の生活に直結している場合、節約効果が確実に実感できます。
例えば、外食や買い物の優待券も魅力的ですが、普段行かないお店だと結局使い切れずに余らせてしまうこともあります。
その点、通信費やジム代のように必ず発生する固定費を優待で下げられるのは非常に効率的です。
株主優待活用の注意点
もちろん、良いことばかりではありません。注意しておきたいポイントもあります。
- 優待の内容は改悪・廃止の可能性がある
企業の業績悪化や方針転換で優待がなくなることは珍しくありません。
優待ありきで投資額を大きくするのはリスクがあります。
- 株価下落リスクはゼロではない
短期的に株価が大きく下がる可能性もあります。
とはいえ、今回のように投資額と節約額を比べて「元が取りやすい」銘柄を選べば心理的に安心できます。
- 優待を使い切れるかどうかを確認する
実際に利用しないサービスの優待は意味がありません。
優待の価値を最大化するには、自分が本当に使うものに絞るのがポイントです。

このため、株主優待株は「資産形成の中心」には向きません。
あくまで生活費節約+投資の娯楽枠として考えるのが良いと思います。
まとめ
私の場合、楽天グループとRIZAPグループの株式を購入することで、今のところ年間3万円程度の生活費を節約できる計算です。
投資額は合わせて13~14万円くらいなので、優待利回りは非常に高いと言えます。
もちろん株主優待は万能ではありませんが、自分の生活に密着したサービスと組み合わせれば、驚くほど効果的な節約になります。

ただし、株主優待は「節約できればラッキー」程度のものと考え、資産形成はあくまでNISAやiDeCoで行いましょう。
以上、参考になれば幸いです。