高配当株投資をやらない3つの理由

資産運用

株式投資の手法として配当利回りの高い株式に投資する高配当株投資が人気を集めています。

高配当株はFIRE後にも安定的な収入源となりえることが人気の理由だと思います。

しかし私は高配当株投資はやっていません。

現在、私が高配当株投資をやらない理由を下に記します。

高配当株投資をやらない理由

  • 株式の銘柄選定が難しい
    アメリカの高配当株に投資するなら、例えば「バンガード・米国高配当株式ETF」のようなETFを購入するという手があります。
    しかし日本の高配当株の場合は、さほど良いETFや投資信託が無いので個別株を見繕って購入することになりますが、この見極めは困難だと考えています。
  • 投資タイミングが難しい
    高配当株の銘柄選定を行う以上、実質的にアクティブ投資になるので、インデックス投資とは異なり淡々と積み立てるという投資手法では無くなるわけです。買い付けタイミングの見極めについても困難だと考えています。
  • 投資効率が悪い
    高配当株に投資するということは配当金をもらうことが目的なわけですが、配当金には税金がかかりますので、再投資型の投資信託と比べて課税額分だけ投資効率が悪くなります。

長期で運用することを考えた際、配当金に課税されることで複利のパワーが阻害されてしまうことが、個人的には高配当株投資をやらない一番の理由です。

もし高配当株投資を始めるなら

私がもし高配当株投資を行うとしたら、アメリカ高配当株に投資する投資信託を購入します。

2024年より楽天証券SBI証券にてシュワブ・米国配当株式ETF(ティッカー:SCHD)に投資する投資信託が発売されています。

現在であれば、個人的にはこれらに投資すると思います。

投資にはリスクが伴い、元本割れや損失が発生する可能性があります。投資判断は自己責任で行ってください。

「SCHD」ETFについて

参考として、楽天SCHDS・米国高配当株式100が投資対象としている「SCHD」ETFについて、主な特徴などを記しておきます。

主な特徴とメリット

  1. 高配当株への投資
    SCHDは、米国の高配当企業に投資することで、安定した配当収入を追求します。配当利回りの高さや安定性に加え、企業のファンダメンタルズが重視されるため、景気変動時にも比較的安定したパフォーマンスが期待されます。
  2. 低コスト運用
    経費率が低いことも、SCHDの大きな魅力の一つです。投資信託や他のETFと比較して、運用コストが抑えられているため、長期投資においてコスト負担を軽減できます。
  3. 分散投資効果
    SCHDは、米国市場の主要な高配当企業に広く分散投資を行っているため、個別銘柄のリスクを軽減し、ポートフォリオ全体の安定性を高める効果があります。

運用実績とパフォーマンス

SCHDは、その運用開始以来、安定したパフォーマンスを示しており、特に配当再投資効果による資産形成に貢献してきました。市場の変動局面においても、長期投資家にとって魅力的なリターンを提供しています。投資家は、定期的な分配金を受け取りながら、再投資を行うことで複利効果を享受できます。

まとめ

高配当株投資は、向いている人とそうでない人と両方いると思います。

リタイア後に収入が無い中、資産を取り崩すのは精神的に気が滅入るので、安定的に配当収入を得られる高配当株投資がおすすめだという意見にも賛成です。

しかし、機械的に年4%の取り崩しを行うことができれば、インデックス投信への投資だけでも大丈夫じゃあないかなと思っています。

まだリタイアして日も浅いので、もしかしたら気が変わるかもしれません。

その時は、高配当株へ投資する良質な投資信託が増えているといいなと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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